【ESGまとめ読み】農地投資じわり浸透、AI電力需要対応など
(ブルームバーグ): 押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(9月21~27日)。
農地投資じわり浸透-米運用会社が日本で500億円獲得
日本でマイナーだった農地を投資対象とするファンドが、ESGを重視する機関投資家の受け皿として存在感を示し始めている。世界最大規模の農地投資運用会社である米ヌビーンは日本国内で運用資産を約500億円獲得。投資家サイドでは大手生保がこぞって投資に動いている。
ESGの重要性増した、アセットオーナーの3分の2が指摘
欧州の一部や米国でESGに否定的な見方が広がっていることを考えると、モーニングスターが世界のアセットオーナーを対象に最近実施した調査の結果に驚く人は多いかもしれない。ここ5年間で自社の事業運営におけるESGの重要性が増したとアセットオーナーの約3分の2が回答。
スリーマイル原発が復活へ、マイクロソフトが電力購入
米国のスリーマイル島原子力発電所が再稼働に踏み出す。その背景にあるのは、AIブームを支えるための電力需要だ。同原発を所有するコンステレーション・エナジーは16億ドル(約2300億円)を投じて再稼働させ、そこで生み出すカーボンフリー電力の総量をマイクロソフトに売却する。
米は中国を手本にAI電力需要に対応を-電力大手CEO
米電力大手コンステレーション・エナジーの経営トップは、人工知能(AI)導入加速に伴う電力需要急増への対応で、米国は中国を手本にすべきだとの見解を示した。米スリーマイル島原子力発電所を所有する同社は同原発を再稼働させてマイクロソフトに電力を供給する契約を結んだばかり。
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Satoshi Shizume