韓国、少子化に一筋の光?…今年の出生数、8年ぶり増加へ
【08月27日 KOREA WAVE】韓国で2024年の年間出生数が前年を上回り、反転する可能性があると予測されている。これは新型コロナウイルス禍の影響で結婚が遅れたことに起因する一時的な現象である可能性が高い。出生数増加の要因を詳細に分析し、適切な対応策を講じる必要があると指摘されている。 韓国国会予算政策処が24日発行した報告書によると、最近の出生および結婚動向を踏まえると、今年の年間出生数は昨年を上回る見通しだ。2024年5月時点での出生数は1万9549人で、前年同月比514人(2.7%)増加。4月も増加しており、出生数が2カ月連続で増加したのは2015年11月以来8年6カ月ぶりとなる。 報告書によると、2024年に出産予定で韓国政府が実施する「妊娠バウチャー」事業を申請した妊婦の数は28万7000人。前年の27万9000人から8000人(3.0%)増加しており、2024年12月までの出産予定者数も前年同期を上回ると見込まれている。 報告書は、今年の出生数増加について婚姻件数の増加が影響したとみている。昨年の婚姻件数および今年5月までの累積婚姻件数が増加していることから、今年の出生数が増加する可能性があるという分析だ。 さらに報告書は「今年の出生数が増加しても、少子化傾向の急激な改善を意味するものではない」と強調。最近の結婚および出生の増加が一時的な現象か、持続的な変化なのかを分析する必要があると指摘している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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