京都国際、甲子園優勝校史上最も狭いグラウンドで築き上げた「堅守」、優勝の背景にあった超個性的練習の数々!【主筆・河嶋宗一コラム『グラカンvol.34』】
これまで夏は打ち勝つチームが制していましたが、今年は新基準バットになり、打球の飛距離が抑えられ、1つの守備、走塁、戦術選択が重視される野球に変わりました。守備のイメージが強い京都国際ですが、チーム打率は.324、6試合で24得点。しっかりと打てるチームでした。突出した能力を持ったプロ注目選手がいなくても全国制覇を成し遂げたのは京都国際にとって大きな財産になりました。今年の3年生達の精神力は今の1、2年生たちに引き継がれることでしょう。 京都国際をずっと追いかけてきましたが、掘れば掘るほど魅力が見えるチーム。ここでは書ききれませんでしたが、投手育成能力、捕手育成能力の高さなど取り上げたいテーマがまだまだあります。これからも京都国際を訪問し、その強さの秘密を探れればと思います。