最悪の無駄遣い…。マンU歴代“不良債権”ワーストイレブン【CB】100億超えなのにミス多すぎ…。頼れない元主将
マンチェスター・ユナイテッドはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でマンチェスター・ユナイテッドが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式でポジション別に紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。
CB:ハリー・マグワイア(イングランド代表) 生年月日:1993年3月5日 在籍期間:2019年夏~ 移籍金:8700万ユーロ(約122億円) クラブ通算成績:175試合7得点5アシスト DF史上最高額となる8700万ユーロ(約122億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したハリー・マグワイアは、オーレ・グンナー・スールシャールのもとで不動のポジションを築いた。怪我が少ないため常に戦力として計算ができる選手で、20年冬には主将にも就任した。 しかし、恩師が去ってからは苦しいシーズンを余儀なくされている。エリック・テン・ハフ体制1年目では、リサンドロ・マルティネス、ラファエル・ヴァラン(今夏退団)、ヴィクトル・リンデロフに次ぐ4番手まで序列を下げた。試合終盤にCBを一人追加する守備固めの場面でも、オランダ人指揮官はマグワイアではなく、リンデロフをピッチに投入することがあり、あまり信頼をされていない。 また22/23シーズンは、L・マルティネスとヴァランが離脱した時期に序列を上げるチャンスを得たが、セビージャとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でミスを連発した。マグワイアはこの試合を代表するようにビルドアップでのミスが多く、起用すると最終ラインが不安定となる。2025年夏までの契約だということを踏まえれば、今夏にも売却をしたいところだが、加入時の高すぎた移籍金や高給の影響で買い手が付きそうにない。このままだと、まさしく“不良債権”となってしまうだろう。
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