性暴力の告発には苦しみを伴う戦いが待っていた、井上荒野の小説を栗森きちが描く1巻
井上荒野原作による粟森きち「生皮 あるセクシャルハラスメントの光景」1巻が本日1月10日に発売された。 動物病院に勤める看護師・九重咲歩は、7年前に小説講座の人気講師・月島光一からその文学的才能を見込まれていた。執筆した小説が賞の最終候補に残ると、咲歩は月島から「次の作品についても一緒に考えよう」と誘われる。しかし、連れて行かれた場所で咲歩は月島から性暴力にあってしまう。誰にも言えない秘密を抱え、好きだった書くこともできなくなってしまった咲歩。彼女は過去の出来事を告発しようと覚悟を決めるが、そこには大きな苦しみを伴う戦いが待っていた。同作は直木賞作家の井上が2022年に上梓した同名小説のコミカライズ。ビッコミにて連載中だ。