日経平均「最高値更新」の翌週でも買い安心感のある3銘柄
終値でも3万9000円の大台を突破し、高揚感の漂う日本株市場。来週は利益確定売りが先行する可能性もある(写真:ブルームバーグ)
2月22日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに大幅反発。1989年12月29日につけた終値ベースの過去最高値3万8915円を34年2カ月ぶりに更新し、前日比836円高の3万9098円で引けた。 アメリカの半導体大手エヌビディア(NVDA)が現地時間の21日に発表した決算内容が市場予想を上回り、時間外取引で同社の株価が急騰。これを好感して、東京市場では半導体関連銘柄を中心に買い優勢となった。 来週(2月26日~3月1日)は、過去最高値を更新したことに伴う目標達成感から、利益確定の売りが先行する可能性がある。一方で、株価が短期で急騰している場面で、売りポジションを優先させていた投資家の買い戻しも顕在化しそうだ。3連休を挟むことで、来週は市場も冷静さを取り戻し、株価の落ち着きどころを探る展開となろう。 来週の日経平均の想定レンジは3万8400~3万9400円とする。
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冨田 康夫