だらだら二度寝を自然に卒業できた!早起きを無理なく習慣化するコツ
まずは、早起きの効用を自分に腹落ちさせる
キムさんの例を挙げるまでもなく、ビジネス界で多大な成功を収めている人には、早起きが多いです──リチャード・ブランソン、ジェフ・ベゾス、アリアナ・ハフィントン、イーロン・マスクなど。 彼らは、早起きがいかに多くのメリットをもたらすか、はっきりと言明しています。遺伝的・体質的に夜型の場合は別として、朝早く起きられないことで損をしていることを自認しているなら、早起きへの脱皮をおすすめしたいです。 実は、早く起きることに難しい秘訣はありません。 まずは、早起きの効用を「確実に腹落ち」させることからスタートしましょう。 早起きで知られる実業界のキーパーソンのエピソードを、いろいろ読むといいでしょう。朝活をしている人の声を聞くのもおすすめです。 人は心の底から納得できていないことは、習慣化できないものです。まずは、腹落ちが第一歩となります。
ほんの少しだけ早く起きる
早起きになるための第二歩は、ふだんより少しだけ早く起きること。 前述のキムさんは、アラームを午前4時半に設定していますが、いきなり高いハードルを越えようとすると挫折しがちです。 たとえば、いつも午前7時に起きるのなら、6時45分に目を覚ますように努めます。 アラームをその時間に設定して、鳴ったらカーテンを開けます。 人間は光を知覚すると、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、目覚めモードへと移行します。そのため、カーテンを開けて日の光を取り込むのは、覚醒の重要な手順です。アラームの音自体は、覚醒の引き金にしかなりません。 ちなみに筆者は、カーテンをめったに閉めず、常時開けっ放しです。そのため、アラームの力を借りずとも、夜明けとともに目を覚ますことが大半です。住環境が許せば、カーテンなしの生活は検討に値します。 いつもより10~15分早く起きられるようになったら、さらに少しだけアラームの設定時間を早めます。これを繰り返して、「今の自分ではこのあたりが限界かな」というところまでトライします。