だらだら二度寝を自然に卒業できた!早起きを無理なく習慣化するコツ
見直すべきは、早起きを困難にする2つの要素
ひょっとして、早起きができるようになっても、寝覚めが悪くて大変かもしれませんね。 この場合、夜の過ごし方をチェックします。 夜更かししていないか 夕食が遅くないか この2点が当てはまるようなら、早起き習慣に頓挫しやすくなります。 あなたが、ショートスリーパー(短眠者)でないかぎり、人は一晩に6~8時間の睡眠を必要とします。どれぐらいの睡眠時間が適切かは、人によって異なります。その意味では、統計の平均データは、あまり気にしても仕方ないのですが、毎日6時間を切るようなら要注意です。 もし、早起きが辛いのであれば、理屈は単純で、前の晩は夜遅くに寝ている可能性があります。 となると、その処方箋はシンプルなものです──早めに寝ましょう。 キムさんは、「早ければ夜9時30分、遅くても10時30分にはベッドに入る」と書いています。ずいぶん早いと思われるかもしれませんが、昔の日本人の多くは、ふつうにその時間帯に眠りについていました。 現状、キムさんより遅くに就寝しているのなら、「10時30分」を目標に、少しずつベッドに入る時間を早めてみましょう。 もう1つのチェックポイントは、夕食を摂る時間帯。これも極力早めます。理想は、就寝の3時間前です。10時30分就寝なら7時30分には、最後の一口を食べ終わります。眠っている間も胃が働き続ける状態は、睡眠の質を悪化させるから。 また、消化の良い食材を摂るよう心がけるとなお良いです。
早起きが身についたらどう過ごす?
では、朝早く起きられるようになったとして、その時間に何をするのがベストでしょうか。 キムさんは、「常に特別な何かに取り組む必要はない」としています。筆者も同感で、何か偉大なことを成し遂げようと必死にならなくてもいいのです(してもいいですが)。 ただ、特別なことをしなくても、少しずつ人生は変わっていきます。朝に余裕ある時間を過ごすことで、自信が芽生えてくるのに気づくでしょう。自信は行動を生み、行動はチャンスをもたらします。人生の好循環が回りはじめると、もう朝寝坊をしたいとは思わなくなるでしょう。世の成功者に早起きが多い理由は、そのへんにありそうです。 一方でキムさんは、以下のとおり、より具体的な過ごし方も提案しています。 先延ばしにしたことをやる 体を動かす 読書をする 趣味を楽しむ 勉強する 筆者の場合、「結局その日の早い時間帯に、絶対しなくてはいけないことをやる」ことを優先していますが、何をするかは、そのときのフィーリングでいいと思います。 昔から「早起きは三文の徳」と言いますが、長い目で見れば、はるかに益になる自己投資だと思います。ぜひ明朝から実践してみてください。 ──2023年9月27日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 執筆: 鈴木拓也/Source: Amazon, YouTube
ライフハッカー・ジャパン編集部