「心筋梗塞で生死さまよった」グレート義太夫が語る、“激やせ”した壮絶な闘病と師匠たけしの言葉
弟子になって初めて師匠に褒められた
『東洋館』といえば、師匠・ビートたけしの原点だ。透析を始めた当初、師匠から『夏目亭透析』の芸名を与えられ、寄席の際はその名で高座に上がる。 「弟子になって初めて師匠に褒められたんですよ。“たけし軍団で今人前に出てネタやってんのおまえだけだもんな”って言われて、それがすっごくうれしくてね。 ただ“50歳過ぎてテレビから演芸場行くのおまえくらいだな。普通は逆だよなぁ”とも言われましたけど(笑)。 いつか師匠が見に来てくれたらうれしいですね。年明けも『東洋館』に出る予定。なんとか今回生き延びたので、もうちょっとこの世界にいられたらと思っていて。ただ、これからの漫談は、間違いなく病気ネタが増えてくるでしょうけどね(笑)」 <取材・文/小野寺悦子>