ヤクルト・茂木栄五郎、〝スワローズカラー〟のネクタイで入団会見「レギュラーを取りにいく」 楽天からFAで移籍
楽天から国内フリーエージェント(FA)権を行使してヤクルトに移籍した茂木栄五郎内野手(30)が10日、東京・北青山の球団事務所で入団会見に臨んだ。「意識して新調した」という緑と紺の〝スワローズカラー〟のネクタイをつけて登壇した茂木は、「僕のことを評価していただき、獲得してくださったヤクルトスワローズさんにとても感謝しています。来年、活躍した姿を見せて優勝に貢献できたらと思う」と決意表明した。 茂木は神奈川・桐蔭学園高から早大を経て、2016年にドラフト3位で楽天に入団。1年目から遊撃のレギュラーに定着し、4年連続で100試合以上に出場した。近年は出場機会が減っていたが、卓越した打撃技術は健在で今季は46試合で打率・265、1本塁打、8打点。「この3年はなかなか1軍で試合に出ていなかったんですけど、その中でも(ヤクルトは)見ていてくださった。小川GMは大学のときからずっと見ていたとおっしゃってくださった。必要としてくださっている気持ちが伝わったので、そこが決め手になった」と明かした。 2年総額1億4000万円プラス出来高で正式契約。背番号は「8」に決まり、「大学の先輩の武内さんもつけていらっしゃったので、すごく身が引き締まる思いですし、なんとか活躍していい姿を見せられるように」と力を込めた。内野の全ポジションを守れる万能さが魅力。ヤクルトの内野陣はオスナ、山田、長岡、村上と層が厚いが、「もちろん、レギュラーを取りにいきますし、その中でも与えられたところでしっかり結果を残せるように準備したい」と視線を上げた。 本拠地の神宮は早大時代にもプレーした球場。慣れ親しんだ思い出の場所で「まさか神宮を本拠地にもう1回プレーするとは思っていなかった。すごく新鮮ではあるんですけど、大学のときに活躍したときもあったので、いい印象を持ってプレーできたら」と声を弾ませた。9年間在籍した楽天に向けては「本当に楽天イーグルスの関係者の方、そしてファンの方々にはとても感謝しています。育てていただいたので、なんとか来年以降、1軍で活躍している姿を見せられたらなっていうふうに思います」と感謝の思いを語った。