今世界で最も稼いでいるのは? 欧州サッカー選手、最新年俸ランキング11~20位。大金を稼ぐスター選手たち
活躍皆無も32億円…。どうにも輝けない大型FW
16位:ロメル・ルカク(ベルギー代表) 生年月日:1993年5月13日 所属クラブ:チェルシー(イングランド) 推定年棒:2010万ユーロ(約32.1億円) 23/24リーグ戦成績:32試合13得点3アシスト 17位のラヒーム・スターリングと並んで、チェルシーで一番高額な年棒をもらっているロメル・ルカクが16位にランクインした。 ルカクの1度目のプレミアリーグへの挑戦は18歳のときのこと。ベルギーのアンデルレヒトでプロデビューをしたルカクは、16歳という若さで2009/10シーズンのベルギーリーグの得点王に輝くと、翌シーズンもリーグ戦37試合に出場し16得点をあげる活躍を見せ、ロンドンのビッグクラブであるチェルシーに引き抜かれている。 8シーズンにも及んだ1度目のプレミアリーグ挑戦のハイライトは、リーグ戦141試合で68得点という目覚ましい記録を残したエバートンから、赤い悪魔の異名を持つマンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たしたことだろうか。この移籍でルカクの年棒は416万ユーロ(約6.6億円)から936万ユーロ(約14.9億円)と2倍以上の上昇となった。 現在の2010万ユーロ(約32.1億円)という高額な年棒にたどり着いたのは、マンチェスター・UからセリエAのインテルへの移籍を挟んで2度目のプレミアリーグ挑戦のときである。奇しくも1度目の挑戦時と同じくチェルシーへの移籍を果たしたルカクだったが、1度目のときと同様、チェルシーでは1シーズンのみのプレーとなっており、2年目以降はイタリアに貸し出される形となっている。 所属先としてはルカクのこれまでのキャリアで一番長い6シーズンを過ごしているチェルシーだが、実際にプレーしているのは2シーズンのみである。給料もらいすぎと言われても仕方がないだろう。
高年俸は当たり前! 貴重なワンクラブマン
15位:トーマス・ミュラー(ドイツ代表) 生年月日:1989年9月13日 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン 推定年棒:2050万ユーロ(約32.8億円) 23/24リーグ戦成績:31試合5得点11アシスト トップチームに昇格した2009/10シーズンから数えて、今季でバイエルン・ミュンヘン在籍16年目となるトーマス・ミュラーが15位にランクインした。 ひとつのクラブで長くプレーすることはもちろん、活躍を続けることができる選手はそう多くはいない。しかもそのクラブがブンデスリーガで最多の33回のリーグ優勝を成し遂げているバイエルン・ミュンヘンであり、UEFAチャンピオンズリーグ(前身のUEFAチャンピオンズカップも含めて)を6度制覇している欧州の強豪だったら尚更のことだ。 そんなミュラーの適正ポジションは一体どこなのか。トップ下、サイドハーフ、ときにはセンターフォワードやインサイドハーフまでこなす柔軟さはどんな監督にも重宝される特徴で、故にミュラーは19歳で迎えた1年目から毎年リーグ戦30試合近くに出場するほど、チームに欠かせない存在となっている。 2019/20シーズンに一気に2000万ユーロ(約32億円)まで上がった年棒は、現在は2050万ユーロ(約32.8億円)と微量ながら上昇している。来夏で契約期間が満了となる中で、バイエルンはこのレジェンドに新たな契約を打診するのか、それとも違う結末を迎えるのか。ワンクラブマンとしてキャリアを終える可能性もあるかもしれない。