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19歳で約3倍の昇給! 世界屈指のスピードキング
18位:レロイ・サネ(ドイツ代表) 生年月日:1996年1月11日 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン 推定年棒:2000万ユーロ(約32億円) 23/24リーグ戦成績:27試合8得点11アシスト 2020年夏にプレミアリーグのマンチェスター・シティから約5200万ユーロ(約83.2億円)の移籍金でバイエルン・ミュンヘンに加入したレロイ・サネが18位にランクインした。 シャルケのアカデミー出身であるサネは、2014年に年棒6万ユーロ(約960万円)の金額でプロ1年目をスタートさせると、2年目にはリーグ戦13試合に出場し3得点をあげるなど、将来を期待させる活躍を見せた。 年棒が190万ユーロ(約3億円)の約3倍に増えた2015/16シーズンには、19歳ながらリーグ戦33試合に出場し8得点をあげ、クラブからの期待を数字として残して見せたが、それは同時に、ビッグクラブからの関心も寄せ付けることになった。翌シーズンにはジョゼップ・グアルディオラ就任1年目のマンチェスター・シティに加入している。 左足から繰り出される強烈なキックと爆発的なスピードはシャルケ時代から健在だったが、マンチェスター・シティではその特徴をウインガーとして遺憾なく発揮している。1年目こそリーグ戦26試合の出場にとどまったが、2年目は32試合で10得点、3年目は31試合で10得点と完全に主力の座を掴み、チームのプレミアリーグ2連覇に大きく貢献した。 2020年夏には母国ドイツの絶対王者バイエルンへの加入が決まったが、年棒2000万ユーロ(約32億円)の5年契約、背番号は10番が用意されるなど、サネへの期待値が高いことが伺える大型移籍となった。加入して4シーズンが経過し契約期間が残り1年となった今夏、チームメイトのキミッヒ同様、サネの去就はどのような結末を迎えるだろうか。
32億は貰いすぎ? 価値を落としたアタッカー
17位:ラヒーム・スターリング(イングランド代表) 生年月日:1994年12月8日 所属クラブ:チェルシー 推定年棒:2010万ユーロ(約32.1億円) 23/24リーグ戦成績:31試合8得点4アシスト プレミアリーグのビッグ6と言われるチームのうち、3チームでプレー経験のあるラヒーム・スターリングが17位にランクインした。 リバプールでプロキャリアをスタートさせたスターリングは、2012年に17歳という若さでトップチームデビューを果たしている。翌年の2013/14シーズンにはルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジとともに3トップを形成し、チームのリーグ戦最多記録である101得点という成績に貢献した。 アカデミー出身選手ということもあり、スターリングへの期待が高かっただけに、2015年夏に同じプレミアリーグのライバルであるマンチェスター・シティに移籍をした際には、ファン・サポーターから大きな反感を買うことになった。 7シーズンを過ごしたマンチェスター・シティでは、5シーズン目を迎える前に年棒が約2倍に跳ね上がっていることを考えれば、その活躍はクラブの期待通りだったのだろう。実際に、毎年リーグ戦は30試合以上に出場しており、直近の5シーズンでは毎年2桁得点も記録している。 昨夏に加入したチェルシーでは、チームでトップタイとなる2010万ユーロ(約32.1億円)の高額な年棒をもらっているが、昨シーズン31試合に出場して8得点4アシストという数字は、シティ時代に比べると見劣りするものとなってしまっている。