【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】トップも準優1号艇も逃した菊地孝平「自己中心的だった。悔し涙が出そう」
<6日・浜名湖ボート・4日目> 【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】 トップ通過を目指した入魂の攻めは不発。しかも最悪の6着。結局は予選6位にとどまった菊地孝平が悔しさをあらわにした。「久々に体が震えるぐらいに悔しい。涙が出そうなぐらいに悔しい」。悔し涙を押し殺しながら取材に答えた。 2コースからSでのぞいたがイン島田賢人をまくれるまでには至らず、差しに切り替えると、今度は引き波にあえいで一気に後退した。「内に伸び返されたのは想定外。島田君は伸びだけはいいらしいが、自分はそれを把握していなかった。いつも以上に気持ちが入って自己中心的になって、視野が狭くなっていた」。情報を集めきれずに敗れた自分を責めた。 しかし、これで戦いが終わったわけではない。「この悔しさを準優に…なんて気持ちで走ったら余計に失敗する。まずは頭を冷やして冷静になって、それからあす、また頑張る」。そのあたりの精神制御もトップ級の実力者。地元の主力の責任感で、優出切符は逃さず手に入れる。準優の▼12Rは、菊地孝平が4日目と同じ2枠で雪辱へ。2-15-全。 ▼10R 同じく地元の深谷知博も、気持ちが伝わってくる好走を見せている。今節の好調ぶりなら、峰竜太のイン戦でも差し切りまであるかも。2-1-全。