パリ五輪銅メダル・松山英樹のスウィングをイ・ボミが初解説!
2024年8月20・27日合併号の「週刊ゴルフダイジェスト」付録では、2023年「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」をもって日本ツアーから引退した“スマイルキャンディ” ことイ・ボミさんが、世界トッププロのスウィングを徹底解説! 「みんゴル」では、オリンピック銅メダルを獲得した松山英樹、パリオリンピック金メダリストのスコッティ・シェフラー、そして全盛期のイ・ボミのスウィングを抜粋してお届けする。 松山英樹の連続写真!
元々私は、他の選手のスウィングをほとんど見たことがなかったんです。現役中は自分のプレーだけに集中するタイプだったし、他の選手を見て自分がブレてしまうのが嫌だったから。意図的に関心を持たないようにしていたんです。 日本ツアーを引退してからいろんな選手のスウィングを見るようになって、今さらなんですがスウィングにもトレンドがあるんだと思い始めました。クラブが進化すれば当然、それに合わせてスウィングも変わる。そんなことを考えていたら『もっとスウィングのことを知りたい、学びたい』と思うようになったんです。 そこで「一冊丸ごとスウィングを解説した本ってないんですか? 」ってお話ししたら「ボミプロが解説したら面白いんじゃないですか? 」と、逆に提案されてビックリしましたが、楽しそうだからやってみようと思ったんです。 こういうスウィング解説は初めての経験。ツアーの最前線で活躍されていて、その中で私が気になる選手をピックアップさせてもらいました。私なりの視点で解説させてもらったので、拙い表現もあるかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。
松山英樹 24ジェネシス招待・優勝/パリ五輪・銅メダル
「スタンスが広いのに、なんでこんなに回れるの!?」 広いスタンスが特徴です。広いスタンスを取ることで安定感のあるショットを打つ印象を受けます。始動から頭は動かず、右ひざを回し骨盤を後ろに引いています。両腕は右わきの肋骨部分から遠くに行くのではなく体に近く、体の中に腕を置こうとするスタイルに見えます。