機関投資家は依然としてビットコイン現物ETFを購入している:ビットワイズ
ビットコイン(BTC)の価格は第2四半期に12%下落したが、機関投資家がビットコイン現物ETF(上場投資信託)への配分を大幅に増やすことを止めることはなかったと資産運用会社のビットワイズ(Bitwise)は8月19日のレポートで述べた。 「現在、暗号資産(仮想通貨)に関する最大の問題は、機関投資家やプロの投資家が暗号資産に大規模に投資するかどうかだ」とビットワイズの最高投資責任者マット・ホーガン(Matt Hougan)氏は述べた。 第2四半期にビットコイン現物ETFを保有した機関投資家の総数は、第1四半期から14%増加し、965から1100になったと報告書は指摘している。 ビットコイン現物ETFの運用資産総額(AUM)に占めるこれらの投資家のシェアも18.74%から21.15%に拡大し、機関投資家は110億ドル(約1兆5950億円、1ドル=145円換算)のビットコイン現物ETFを保有して四半期を終えたとビットワイズは付け加えた。 「これは素晴らしい兆候だ」とホーガン氏は書いている。「価格が不安定なときに機関投資家がビットコインを購入するなら、強気相場で何が起きるか想像してみてほしい」。 ビットワイズは、ビットコイン現物ETFは個人投資家が主体であるとの批判に言及し、この主張は事実と異なるとしている。ビットワイズは、これらのETFは機関投資家に 「史上最速のスピードで 」採用されていると指摘した。 ほとんどのETFは時間の経過とともに勢いを増し、ビットコイン現物ETFへの資金流入は2024年よりも2025年、2025年よりも2026年の方が大きくなると予想されると報告書は述べている。 「機関投資家からの流入は増加の一途をたどっている」と報告書は付け加えた。 ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)が今月初めに提出した「フォーム13F」によると、このウォール街の巨人は、ビットコイン現物ETF11銘柄のうち7銘柄でポジションを保有していることが明らかになっている。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Institutions Are Still Buying Bitcoin ETFs, Bitwise Says
CoinDesk Japan 編集部