【フィギュア】佐藤駿2年ぶりに大学王者返り咲き「全日本の思いを払拭できた」
<フィギュアスケート:日本学生氷上競技選手権>◇6日◇山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ◇男子フリー 【写真】大学王者に返り咲いた佐藤駿 明治大3年の佐藤駿(20)が、2年ぶりに大学王者に返り咲いた。 6日のショートプログラム(SP)に続きフリーでも1位となる150・67点で、総合243・64点をマーク。4回転フリップと3回転ルッツで転倒したものの時折笑みを浮かべるなどリラックスした様子だった。4回転-3回転の連続トーループなどはしっかりと決め「この大会でジャンプを取り戻すきっかけになればいいと思っていた。調子が戻ってきた」と、新年最初の競技会を明るい表情で締めくくった。 1年生だった23年以来の2度目の優勝。リンクサイドから明大スケート部主将の大島光翔(4年)らの大声援が飛ぶなど和気あいあいとしたムードにも背中を押された。昨年末の全日本選手権は総合7位とまさかの結果に終わったが、「次の試合に向けて全日本の思いを払拭(ふっしょく)できるような試合になったかな」ともう後ろは振り向かない。 復調のきっかけとする。今月中旬にFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(13~23日、イタリア)に出場。2月の冬季アジア大会(中国)、3月の世界選手権(24~30日、米ボストン)と続いていく。「まずは1つ1つの試合を大切にして何か1つでも自分にとってプラスにしていきたい」と力を込めた。 2位は218・66点で中村俊介(同志社)、3位は215・25点で朝賀俊太朗(関大)だった。