【バドミントン】中西貴映&岩永鈴がパリ五輪銀メダリストを下して優勝! 渡邉航貴は惜しくも準V<デンマークオープン2024>
10月20日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークオープン(オーデンセ/Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は、男子シングルスの渡邉航貴と女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴が決勝に進出。ツアー上位大会の優勝に向けて、勝負の一戦に挑んだ。 女子ダブルスの決勝に勝ち進んだのは、強敵に連勝した中西貴映/岩永鈴。優勝をかけた相手は、パリ五輪銀メダルの譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シャンシュ/中国)。パワフルな攻撃が武器の相手に対し、第1ゲームを先制したのは日本ペア。前半に10-5でリードを奪うと、中盤に追いつかれたものの、その後に再び引き離して21-15。優勝に王手をかける。 第2ゲームも、相手の攻撃をさばきながら応戦した中西/岩永。中盤11-8でインターバルを迎えると、そこからペースを握って15-10。中国ペアも攻勢を仕掛けて逆転をねらったが、後半に4連続ポイントを手にした中西/岩永が21-14で勝利。着実な成長を見せる中西/岩永が、Super750の上位大会で初優勝を飾った。
男子シングルスの決勝には、日本の渡邉航貴が進出。今年のカナダオープン(S500)優勝以来、2回目のツアー上位大会制覇をねらった渡邉は、地元のアンダース・アントンセン(デンマーク)と対戦。2回戦でパリ五輪銀メダルのクンラビット・ビティサラン(タイ)、準決勝でアレックス・ラニエ(フランス)を下して勢いに乗っていた渡邉だか、第1ゲームは前半こそ7オールと競り合うも、ここからアントンセンにリードを奪われ7-12。その後も先行するアントンセンを捕まえきれず、第1ゲームは15-21で先制を許した。 第2ゲームに入ると、6-10と先行された状況から、10オールに持ち込んだ渡邉。しかし、再び競り合いから連続失点を喫して13-19。最後もアントンセンに振り切られ、渡邉は準優勝に終わった。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO