37歳ジョコビッチは前年王者として全仏オープンへ「期待は低く、望みは高い」<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に男子シングルス第1シードとして出場する世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が26日に会見を行い、現在の自身のコンディションやマインドセットについて語った。 【錦織 圭、西岡 良仁、ジョコビッチら全仏OP組合せ】 今シーズンはマッチ14勝6敗、獲得タイトル0で6月を迎えるジョコビッチ。今月22日には37歳となるなか、第1シード、世界ランク1位、そして昨年王者として全仏オープンを迎える。 前週のゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)では2試合に勝利したものの、T・マハーチ(チェコ)に屈し準決勝で敗退。その後パリへ移動し今大会に臨む。 会見でジョコビッチは「期待は低く、望みは高いね」と笑顔でコメント。 そして「自分の期待を口にするのは少し恥ずかしいね。自分にとってタイトル以外は満足のいくものではない。多くの人には傲慢に聞こえるかもしれないけど、僕にはそれを裏付けるキャリアがあると思うんだ。ある意味、僕がこの最高レベルでプレーしている大きな理由のひとつは、このスポーツの歴史をより多く刻み、最も大きなタイトルを獲得しようとしていることなんだ。パリは間違いなくそのひとつだ」と続けた。 「だから、僕の希望や目標はいつも同じなんだ。つまり、大会の内容や後半戦で対戦する可能性のある選手について、あまり先のことは考えず、一日一日、一歩一歩、自分のプレーを積み重ねていくことだ。というのも、コンスタントにいいレベルのプレーができないことで、本当に苦労してきたから」 「僕は自分の能力を知っている、特にグランドスラムでは普段から最高のテニスをしている。少なくとも常に最高のテニスをすることを目指しているし、キャリアのほとんどでそれができてきたから、それが目標なんだ」 ジョコビッチは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク142位のPH・エルベール(フランス)と対戦する。