【名古屋市長選】後継指名を受けた広沢氏がやや優位 大塚氏が激しく追う
名古屋市長選挙まで1週間となった17日、候補者たちは街頭で支持を訴えました。最新の情勢では、河村前市長から後継指名を受けた広沢氏がやや優位に立ち、前参議院議員の大塚氏が激しく追っています。 名古屋市長選の最新情勢 24日、日曜日に投票が行われる名古屋市長選挙には7人が立候補しています。 「私は当然河村さんの後継なので、市長報酬も”日本一給料の安い市長”だった河村さんを引き継ぎまして、私は800万円でやってまいります」(広沢一郎氏) 17日中区・大須で支持を訴えた名古屋市の前副市長、広沢一郎氏(60)。 河村前市長仕込みの「きさく」な雰囲気でアピール。握手や写真撮影に応じながら大須の商店街を練り歩きます。 その後は名古屋のソウルフード「スガキヤ」へ。午後に向けたエネルギーをチャージします。 「これで河村さんのやってきたことがなくなるというのは名古屋市民にとっては、がっかりさせることになるので」(広沢氏) 後継者という重圧を感じながらの選挙戦。午後も河村前市長とともに街頭で訴えます。 「この河村さんが15年間やって来たこと、続けるべきかやめるべきか。こういうシンプルな問いなんです。」(広沢氏) 市民税の減税はこれまでの5%から倍の10%にすると訴えます。 「この減税は誰も損していないんです。市民の皆さんはお金が戻った。これを更に倍にしてまいります」(広沢氏) 広沢氏は、河村前市長おなじみの自転車街宣で次の街頭演説場所へと移動しました。
掲げる“3つのゼロ”
「皆さんの手取りを減らさない、そういう視点で様々な施策を積み上げていきます」(大塚耕平氏) 前参議院議員の大塚耕平氏(65)。17日は栄周辺や名古屋港水族館の近くなど、人が多く集まる場所での演説を繰り返しました。選挙戦前半より訴えを強めた主張があるといいます。 「3つのゼロ。給食代ゼロ、敬老パス負担金ゼロ、がん検診代ゼロ、この3つは速やかに実行しますので、まず大塚耕平にこれをやらせてください。聴衆の皆さんの反応とか見ながら主張を強化したというところ。ずっと名古屋の施策で手取りを増やすと言い続けている」(大塚氏) 名古屋駅での街頭演説では、大塚氏の古巣・国民民主党から10月の衆院選で初当選したばかりのフレッシュな国会議員も応援に。 「長年の国会での経験を通じて、こんなにも知識そして実績、行動力ある方は他にいません」(国民民主 日野紗里亜衆院議員) 演説の最後には「名古屋を前進させたい」と懸命に訴えました。 「大塚耕平に名古屋を前進させて下さい。激戦になっております。本当に激戦になっていますので、私に市長として仕事をさせてください」(大塚氏)