「ユニクロ」のジーンズが名品と呼ばれる理由? 3,990円に隠されたディテールを深堀り!
スロウなものづくりを象徴する赤ミミ付きジーンズ
現在ユニクロでは、赤ミミ付き=セルビッジジーンズはレギュラーとスリム、2つのストレートシルエットで展開している。レギュラーは2007年秋冬の「MADE IN JAPANデニム」モデルに、スリムは素材がセルビッジに変わった2014年秋冬モデルにそのルーツがあるが、さまざまなシーズンでマイナーチェンジが行われている。今回はレギュラーを深掘り。 【写真】ユニクロの永久定番名品「ジーンズ」の歴史、ディテール、着こなし画像をもっと見る!
ほどよい厚みの13.5オンスのデニムを使用。腰回りから裾までストンとした王道のストレートシルエット。綿100%の赤ミミだけでなく、フロントボタンはシルバー、リベットはカパー、ステッチはイエロー・オレンジとアメカジの代表的なヴィンテージ・ジーンズの仕様を踏襲している。フロントはジッパーフライ。高品質なYKK製のファスナーを使用しているので、開け閉めもスムーズだ。縫製も丁寧で美しい。
ポケットの補強には赤茶色のカパーリベット。このリベットにもUNIQLOの文字が2つ、サークル状に刻印されている。ヒップポケットがノーステッチというアノニマス性もユニクロの魅力。ヒップポケットの位置は脚長に見えるようにやや高めに設定。セルビッジジーンズは赤ミミが見えるように裾が折り返されて販売されている。レギュラーフィットは裾がまっすぐだから、ブーツなどにも合わせやすい。旧式シャトル織機で、時間をかけて織られる赤ミミデニム。裾上げはチェーンステッチと、ここにもこだわりが。
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