午後3時のドルは157円後半に上昇、方向感乏しく売買交錯
(表を追加しました。) Atsuko Aoyama [東京 6日 ロイター] - 午後3時のドルは157円後半と、前週末のニューヨーク市場終盤からドル高/円安の水準で推移している。午前には米金利上昇や実需の買いを背景に一時157.83円と、3日に付けた年初来高値に迫ったが、その後、午後に入ると売買が交錯し、方向感のない展開となった。 朝方は157円半ばで推移していたドルは、仲値公示に向け実需の買いが集まったほか、米金利の上昇が支えとなって上昇。ただ、仲値付近では休暇明けとなった国内勢からドル売り/円買いも出たとみられ、再び157円半ばまで値を戻す場面もあった。午後に入ってからは新規材料なく方向感を欠く中、じり高となった。 今週は9日に日銀支店長会議も予定される。米国では10日の雇用統計を含む月初の重要指標が相次ぎ発表となる。 みずほ証券チーフ為替ストラテジストの山本雅文氏は、9日の支店長会議で賃上げの動きが広がっている状況が示されれば、日銀の1月利上げ観測が強まり円が強含むと予想。一方、米雇用統計で強い数字が出るとの思惑で、発表に向けてドル買いが強まる可能性もあるとの見方を示した。 債券市場が織り込む日銀の1月の利上げ確率は6日時点で43%、3月は33%となっている。 ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 157.78/157.79 1.0308/1.0310 162.65/162.66 午前9時現在 157.50/157.52 1.0304/1.0307 162.31/162.32 NY午後5時 157.27/157.30 1.0308/1.0309 162.13/162.16