【ハイライト動画あり】大阪ブルテオン、タイ王者にストレート勝ち。ジャパンバレーボールアジアツアー2024
東南アジアでのバレーボール普及と競技力向上への貢献、そしてアジアのバレーボールを牽引する日本バレーボールの魅力の海外向け発信を実現するべく、昨年から2年連続での開催となったジャパンバレーボールアジアツアー2024。 【ハイライト動画】キャットデビルvs.大阪ブルテオン
開催地バンコクのニミブットスタジアムでの第2戦は、昨季と主力メンバーが入れ替わった大阪ブルテオンと地元タイのキャットデビルが対戦した。SVリーグ初年度へ向け、要のセッターが永露元稀に変わり、その試合運びが注目された大阪Bが幸先良く第1セットを先取した。
大阪Bは相手サーブのサイドアウトで先制点を奪うと、パリ五輪日本代表の西田有志がコースを狙ったスパイクを決め、続けざまにジェスキー トーマスが1枚ブロックをかわすスパイクをストレートに決めて順調に加点する。しかし、キャットデビルもクイックとバックアタックの出し入れを巧みに使い分ける多彩なバレーで応戦。序盤の主導権争いで互角の戦いを見せる。
大阪Bはキューバ代表の27歳、ロペス・ミゲルのスパイクで6-6に追いつくと、その後、ミゲルのサービスエースで8-6とリードを広げるも、相手の攻撃を読み切れない。
ブロックの遅れが目立つなか、レシーブのミスや相手のサービスエースなど、キャットデビルの4連続ポイントで10-12とリードを許す展開で、このセットのテクニカルタイムアウトへ。ここまで大阪はS1ローテションに脆弱性を抱えるという課題が浮き彫りとなる。
それでも地力に勝る大阪は、テクニカルタイムアウト明けでエバデダン ラリーアイケーがクイックから豪快なスパイクを決め、嫌な流れを切って1点差とすると、続くポイントも粘った末に奪い、12-12の同点に追いつく。
これで勢い付いた大阪は、ミゲルの打点の高いスパイクを軸に優勢に試合を進めると、セット終盤は4連続得点で相手を圧倒し、最終的に25-19で第1セットを先取する。
続く第2セットの序盤は、昨季国内リーグを制した現タイ王者のキャットデビルが意地を見せるべく、サービスエースやブロックポイントで3点を連取して、5-4とリードを奪う。その後もキャットデビルは食い下がり、このセットは一進一退の攻防が繰り広げられる。