専業主婦だった母が私にしてくれた「あたりまえ」のことが、自分にはできない…。令和の共働き母親が抱える“苦悩”
親世代が当たり前にしてくれたことってありませんか?
■小学校から帰ったらお母さんがいる ■幼稚園では、おゆうぎ会の衣装などを作ってくれる(母が) ■お母さんが家のことを何でもしてくれる ■持ち家(戸建てやマンション)を持っている ■たまに外食に行く ■年に何回か家族旅行をする 「専業主婦と一緒にしないで」タワマン在住、イケメン夫、子どもは秀才…人から羨ましがられるワーママが抱える葛藤 この他にも昭和~平成中期までに育った方は、親にあれこれ当たり前にしてもらって育ったのではないでしょうか。 で、実際そんな風に育った私が親になってみると、我が家、前半4つは全然実現できてない。3人の子供全員、幼稚園ではなく0歳から保育園に通っています。 上の子達は小2、小4になった今、朝も夕も鍵っ子です。もちろん共働きですし、私はたぶん普通の人(男女関係なく)よりも出張が多い人間です。夫は土日出社も結構ある。 そうなると、昭和や平成前期に当たり前だった『日本の家族のフツー』が、全然できていない。 ちなみに夫婦共に、在宅勤務皆無の職場。 なんなら、どーしても前半4つを実現したければ、夫か私のどちらかが今の職業から離れることになるでしょう。専業主婦・主夫になると得られる部分はありますが、後半の2つ、 ■たまに外食に行く ■年に何回か家族旅行をする は完全に諦めることになります。我が家の生活コストだと、夫の給与だけでは立ち行かない。すぐに破産します。 毎月赤字のおーまいごっと。 何とか赤字を防いでいるのは、私の労働と子ども達の鍵っ子による恩恵が大きい(と思うんだけど、マイペースに転職した夫よ。どう思う?)
一方で、親世代と同じようにしてあげられない悔しさも葛藤ももちろんあります。子どもたちが学校から帰った時には「おかえり~」って言いたいですし、毎日学童に行っているけれど、お家で見てあげられる日があってもいいかな~なんて思ったり。ただ、 親世代の生活って、もう日本で実現しないんじゃない?とも思ったりします。 あんな、父親だけが異常に働いて、母親は家のことをして、分業によりそこそこ上手いこと?家庭が回って、 母は父の所業が嫌でも経済的に不安があるので離婚はできなくて、 近所の人達もほぼ一律で、 何とな~くみんな中間層な気分になっていて・・ という生活って、今後くるのかな? もしかしたら日本が失われた30年にハッとして、こりゃいかん!とギュンギュンに経済成長を成し遂げ、ベビーブームが訪れて、人口が爆発的に増加すれば親世代の生活が舞い戻ってくるかもしれません。でも、直近で来る兆しは…ちょっとなさそうですね。 そうなってくると、ひと昔前とは全く違う対応が必要になると予想します。これからは、母親も父親も働き、お互い家のことも子育てもする方向に、なるんだろーなーって。まぁそれもいろんなケースがあるかもしれません。とてつもない資産家だと、夫婦のどちらかが昭和的に家庭に入るのも良き。そうでない家庭は、デフォルトで共働き。 子どもが小さいと、在宅勤務が可能な職種が人気になるだろうなぁ…この辺りも、人気職種がユーチューバーのごとく『在宅勤務可能』という、昔は職業の選択基準にしていなかった職のあり方?が問われるのかもしれません。 まぁ、とりあえず!個人的にモヤモヤしているのは、『自分が育った環境で当たり前だったことを子ども達にさせてあげられないこと』なのです。はい。