住宅ローン、「繰り上げ返済」でローン総額を抑えられるが…“あえて”「ゆっくり返済」を選んだ方が良いケース【FPが解説】
無駄な出費を抑えて今使えるお金を増やし、老後まで豊かな未来を実現するためには、どうすればいいのか。金融資産3億円を超え、自身も富裕層の仲間入りを果たしたファイナンシャルプランナーである立川健悟氏の著書『お金が増えるのは、どっち?: 読むだけでお金持ちになる!』(三笠書房)より、一部抜粋して紹介する本連載。本当にお金を増やした人たちの、超実践的なお金を増やす方法を立川氏が解説します。 【早見表】3,000万円30年返済の住宅ローン…金利差による利息分
自動車保険は「毎年見直す」「継続して更新」?
忘れたころにやってくるのが、自動車保険更新のお知らせ。あっという間に期日となり、そのまま継続して更新を選ぶ方も少なくないでしょう。 でも、お金を増やすためには、毎年見直すことがおススメ。各損害保険会社は、新規契約者向けにさまざまなサービスを用意しています。インターネットからの申込みで1万円以上割引されることもあります。満期日のたびに別の会社へ乗り換えることを検討しましょう。等級を引き継ぎながら、継続による更新よりもお得な契約を締結できる可能性が高いです。 過去に契約した保険会社であっても、新規契約者向けサービスは何度でも利用できます(会社によって異なります)。ぜひ、ご検討ください。 自動車保険を乗り換えると 現在の契約期間中に事故がない場合、乗り換えには下記のメリットとデメリットがあります。 ●メリット ・新規契約特典を受けられる ・保険料の負担が軽くなる場合がある ・サービスや補償を、自分に合ったものにできる ●デメリット ・満期日前に乗り換えた場合、乗り換え先の保険 ・会社で次の満期日を迎えるまで等級が上がらない ・一部の共済からは、等級を引き継げない ・必要な補償がなくなる可能性がある 毎年見直すことで大きな違いも 車の性能向上とともに交通事故死亡者は年々減少。運転者の情報を分析・取得して保険料を割り引くテレマティクスも登場し、さらに割安になると期待されています(【図1】普通車(車両保険あり)・無事故の場合)。 〈Point〉 比較検討には一括見積もりサイトの活用がおトク。一度の入力で複数社の見積もりが取れるうえ、見積もり依頼をするだけで、プレゼントが当たるキャンペーンなども行なっています。 ただし、各保険会社で補償内容や特約の種類が違うので要注意。検討の際には、保険料だけでなく、補償内容についてもチェックしましょう。保険料が安くなった分、必要な補償もなくなっていたということのないようご注意ください。 【Answer】新規契約者向けサービスと改訂された保険料を見比べて毎年見直す!
【関連記事】
- 【実話】社長「フェラーリは経費」⇒税務署「認めません。」追徴課税を下すも…社長、その後〈逆転勝利〉のワケ
- なぜ物価の安いエリアに引っ越さないのか―― 東京都港区の貧困層、大都会の片隅で #令和のカネ #令和の親
- 「宝くじ1.5億円当たった!」年収560万円の50歳サラリーマン…歓喜も束の間、“まさかの決断”へ。高額当選者がたった数年で「不幸」になりがちなワケ【FPが解説】
- 年金の繰下げ受給なんてしなきゃよかった…年金「月28万円」を受け取る72歳・男性、自らの選択を後悔したワケ【CFPが解説】
- “税務調査に入りづらい相手”から「追徴課税約1億円」+「青色申告の承認取消」を勝ち取った税務署の〈執念〉【元マルサの税理士が解説】