最多は4人。受賞者0の球団も…直近10年で新人王が多い球団はどこ?
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日に開催され、パ・リーグが西武の武内夏暉、セ・リーグが巨人の船迫大雅が新人王を受賞した。 武内は23年ドラフト1位で西武に入団し、プロ1年目の今季リーグ2位の防御率2.17をマークし、10勝(6敗)・145回1/3で2桁勝利、規定投球回に到達した。 直近10年で新人王を受賞した球団を見ると、西武が17年・源田壮亮、20年・平良海馬(3年目)、22年・水上由伸(2年目)の4人と12球団で最も多い。 17年新人王の源田は同年143試合にフル出場し、打率.270、3本塁打、57打点、37盗塁の活躍を見せると、同年から7年連続でゴールデン・グラブ賞、ベストナインも4度受賞し、2019年のプレミア12、2021年の東京五輪、23年のWBCの日本代表の一員として金メダル・世界一を獲得しており、球界を代表する選手となっている。 平良も新人王となった3年目の20年にリーグトップの54試合に登板し、33ホールド、防御率1.87の成績を残すと、翌21年には東京五輪の日本代表として金メダルを獲得し、チームでも同年62試合に登板して21ホールド、20セーブ、防御率0.90の抜群の成績を残した。22年には最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し、23年からは先発に転向。先発転向1年目となった23年に11勝をマークしている。 2年目の22年に新人王に輝いた水上は22年に60試合、35ホールドポイント、防御率1.77で新人王と最優秀中継ぎ投手の“W受賞”。23年は23試合に登板して、防御率2.12、今季は29試合に登板して防御率5.28だった。 今季は91敗で最下位に沈んだ西武だが、苦しむチーム事情の中で2桁勝利を挙げた武内が新人王を受賞。投手陣はこの5年で3人の新人王を輩出しており、“投手力”は順調に育っている。 ▼球団別直近10年の新人王 ・西武[4人] 源田壮亮(17年)、平良海馬(20年)、水上由伸(22年)、武内夏暉(24年) ・巨人[2人] 大勢(22年)、船迫大雅(24年) ・阪神[2人] 高山俊(16年)、村上頌樹(23年) ・DeNA[2人] 山崎康晃(15年)、東克樹(18年) ・広島[2人] 森下暢仁(20年)、栗林良吏(21年) ・日本ハム[2人] 有原航平(15年)、高梨裕稔(16年) ・オリックス[2人] 宮城大弥(21年)、山下舜平大(23年) ・中日[1人] 京田陽太(17年) ・ヤクルト[1人] 村上宗隆(19年) ・ソフトバンク[1人] 高橋礼(19年) ・楽天[1人] 田中和基(18年) ・ロッテ[0人]
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