真夜中まで一緒にいたいなら? 「ミニッツリピーター」の出番です
夜デートでサプライズをしたいなら、ゴングで現在時刻を知らせるミニッツリピーターがオススメです。ゴングがもっとも多く鳴る12時59分に彼女と耳を澄ませましょう。
24時の恋の鐘を鳴らす♪/シンデレラベル
サプライズのある時計をお探しならリピーター機構を備えた時計に着目するのも手です。特にバーなどの暗がりでは時に視覚より、聴覚に訴えかける時計のほうが優位なことも。メゾンこだわりの美しい鐘の音を聞かせてあげればかたわらの彼女も頭を預けてきますよ。 ミニッツリピーターとは、ボタンやレバーを操作することで時計内部のハンマーがゴング(鐘)を打ち鳴らし、その回数で現在時刻を知らせる複雑機構のこと。トゥールビヨン、永久カレンダーと並ぶ三大複雑機構のひとつです。 たいていが高低差のあるふたつの音色で時刻を教える仕組みで、10時49分なら、まず「時」を示す低音を10回、続いて「四半時」(15分単位)を示す低音+高音の組み合わせを3回、最後に「分」を示す高音を4回鳴らします。なお午前・午後の区別はなく、昼も夜も1時の1分前が、各メゾンが音質や音響にこだわる美しいベル音をもっとも多く聞けます。 そんなわけでデートに着用した時は、夜が深まってきた頃、「この時計の鐘が一番多く鳴る瞬間をキミと一緒に聞きたい」なんて囁きかけたらいかがかと。シンデレラは12時の鐘で魔法が解けましたが、ミニッツリピーターがあれば、まだまだ魔法は続きます。
◆ ブレゲ/クラシックな気品溢れる鳴り物の大家による一本
ベル型のゴングの代わりに板バネを打ち鳴らす初のリピーターを1783年に作り上げたブレゲ。こちらはそのオマージュ作で、漆黒のグラン・フー エナメルが、ブレゲ数字やブレゲ針など、メゾン特有の繊細なディテールを美しく引き立てています。ゴングの音色はもちろん、すべて手彫りで仕上げたムーブメントも圧巻の美しさなのです。 ミニッツリピーターはデートの小道具に最高。例えば時間の聞き取り方を教えた上でゴングを鳴らし、「さて何時でしょう?」なんてクイズを。繊細な音色を聞き取ろうとする彼女はあなたの側に近づいてくるはず。このテクニック、ぜひご活用を。 「クラシック ミニッツリピーター 7637」手巻き、18KRGケース(42mm)、アリゲーターストラップ。4183万3000円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)、男性●シャツ4万2900円/テラ ジェノバ 女性●ピアス80万7400円/ビジュピコ、そのほかはスタイリスト私物