久保建英が語るヘタフェ移籍を決断した理由
エルチェ戦であげた勝利で、ヘタフェは順位を13位へ浮上させた。それでも下位の3チームが自動降格するなかで、18位のエルチェとの勝ち点はわずか4ポイントしか離れていない。 「ファンやサポーターの応援は素晴らしいものがあり、そこにはプレッシャーは存在しません。僕はフットボールができることに幸せを感じているし、チームのみんなとともに(残留という)目標を達成したい。それが選手として自分を成熟させることにつながっていくと思っています」 昨シーズンのマジョルカでも味わわされた、ラ・リーガ1部の残留争いにもプレッシャーは感じないと言い切った久保は、自らに言い聞かせるように力を込めた。 「大事なのは次の試合だと思っています」 元日本代表FW岡崎慎司を擁する最下位のウエスカをホームに迎える、日本時間21日未明の次節で勝利すればチームをさらに上昇気流に乗せられる。シーズン途中であることを承知の上で自らの強い意思で環境を変え、新天地で「5番」を背負った久保の逆襲が、いよいよ本格的に幕を開ける。 (文責・藤江直人/スポーツライター)