中学生2人殺傷 事件4日前は“黒サンダル”姿 容疑者乗せたタクシー運転手が証言 「普通の人じゃないような雰囲気」 捜査本部は「第二の凶行を起こさせない」ため自宅突入を1日前倒し 北九州市
テレビ西日本
福岡県北九州市の中学生殺傷事件で、事件前の容疑者の行動が新たに分かりました。 一方、地域住民の間では不安が根強く、例年とは違う冬休み初日となったようです。
24日朝、取材班が訪れたのは北九州市小倉南区の公園です。 市内の公立小中学校では24日が冬休み初日。 しかし、公園で遊ぶ子どもたちの姿はまばらな状況でした。 ◆地域住民 Q.いつも公園に来ている? 「ここの掃除をしている。逮捕されたでしょう。(子供は)その後からぼちぼち来だした」 Q.まだ完全には戻ってはいない? 「まだね。以前に比べたら子供の数が減っている。やっぱり怖いやろう」 Q.子供に戻ってきて欲しい? 「子供がいてにぎやかな方がいい」 容疑者の逮捕から5日経ちましたが、今なお、街から不安は消えていません。
12月14日夜、北九州市小倉南区のマクドナルドで中学3年の中島咲彩さん(15)と男子生徒(15)が刺され、中島さんが死亡した事件。 現場で取材を続けると、逮捕された平原政徳容疑者(43)の事件前のある行動が浮かび上がってきました。
◆平原容疑者を乗せたタクシー運転手 Q.乗せたのは事件が起きるどのくらい前? 「4日前。12月10日です」 Q.タクシーに乗せた人物が事件を起こしたと気づいた時は? 「鳥肌が立ちました」 事件発生の4日前、平原容疑者を客として乗せたというタクシー運転手です。 ◆平原容疑者を乗せたタクシー運転手 「(服装は)ジャージっぽい感じ。黒いサンダル、指が見えるタイプの」 Q.この時期にサンダルで覚えている? 「そう、余計に覚えている」 犯行当時は「黄色い」サンダルを履いていたとみられる平原容疑者。 この日は「黒いサンダル姿」だったといいます。 ◆平原容疑者を乗せたタクシー運転手 「確か無線では『荷物があります』と。ホームセンターに迎えにいったら、大きい荷物を2つほど持っていて。スタンドタイプのライトが2つ。喋り方が端的というか、無駄なことを一切しゃべらない」 買ったばかりのライトを手に乗車。 口数は少なく、酒の臭いがしていたといいます。 そして…