異例の公表、病名は? チャールズ国王「がん」公表後初めて公の場に
がんと診断されたことを公表したチャールズ国王は2月5日(現地時間)、ロンドン市内にある病院の外来で、治療を受けました。 【写真】がん公表後初、笑顔で手を振るチャールズ国王 その翌日、ノーフォーク州サンドリンガムにある別邸に移動するため、カミラ王妃とともに車で移動する国王の姿が、カメラに捉えられました。 国王夫妻はロンドンの公邸、クラレンス・ハウスからバッキンガム宮殿までのごく短い距離を、車で移動。待機していたヘリコプターに乗り込み、サンドリンガムに向かいました。 国王は出発前、がんが見つかった父を見舞うため、アメリカから急きょ帰国した次男のヘンリー王子と、短い時間ながら面会していたといいます。 車中の国王夫妻は、宮殿とクラレンス・ハウスをつなぐ大通り「ザ・マル」に集まった人たちに手を振り、笑顔を見せていました。 その後、国王が不在であることを示すため、宮殿の屋根に掲げられていた王室旗(ロイヤルスタンダ-ド)が降ろされました。 バッキンガム宮殿はチャールズ国王ががんと診断されたことを公表した声明で、次のように述べています。 「チャールズ国王は、医療チームの迅速な介入に感謝しています。これは、(1月に受けた前立腺肥大症の)手術治療のおかげです」 「国王は治療に対して非常に前向きで、可能な限り早い時期に、公務に完全に復帰できることを心待ちにしています」 「国王は憶測を避けるため、そして世界中のがん患者に対する人々の理解が深まることに役立てばとの願いから、診断の結果を公表することを選択しました」 王室はチャールズ国王が「前立腺がんではない」ことを明らかにしていますが、具体的な診断名は公表していません。リシ・スナク首相は出演した『BBC』のラジオ番組で、「国王のがんは非常に早期に発見された」と述べましたが、やはり病名には触れていません。
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