スペースX、MicroGEO衛星を直前で打ち上げ中止
Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)は米国時間12月21日、「MicroGEO」衛星の打ち上げを直前で中止した。 サンフランシスコを拠点とするAstranisが製造したMicroGEOは、4機の通信衛星だ。そのうち2機はコロラド州のAnuvu社向けに、航空機内接続サービスを提供する予定だ。別の1機はフィリピンの顧客向け、そして4機目の「UtilitySat」はさまざまな顧客にサービスを提供する。 「Astranis: From One to Many」と名付けられた今回のミッションは、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられる予定だった。しかし「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットの「Merlin」(マーリン)エンジンに、未特定の問題が点火前に発生し、打ち上げが中止された。 SpaceXはFalcon 9の新たな打ち上げ日時を発表していない。一方でAstranisのChristian Keil副社長は、「打ち上げ中止はよくあること!」と述べている。「もっとひどい状況を経験したこともある。また、すぐに打ち上げを試みる」
塚本直樹