シーホース三河を再び常勝チームへ!リッチマンHCが描く成長とカイゼン(前編)「昨季の経験を経て新しいことが導入できる」
「今シーズンのロスターは、とてもハッピーに感じている」
――Bリーグ2シーズン目を迎えます。昨シーズンの始まる前と気持ちの違いがあると思いますが、いかがですか? まず1つは自分の家族を含めて国を渡る大きな引っ越しがないので落ち着いており、精神面での違いがあります。もう1つは、昨シーズンを経験したことで、よりベターにヘッドコーチとしてやっていく準備ができることです。継続選手が多くいますので、積み上げて一貫性を持てる部分がたくさんあり、1年前とは大きな違いを感じています。 ――継続路線で昨シーズンやってきたことへの自信の現れが感じられます。今シーズンのロスター編成は、どの程度ヘッドコーチの意見が反映されましたか? フロントスタッフは自分の意見を聞いてくれて、とても良い仕事をしてくれました。特に須田侑太郎選手は大きな加入メンバーとなりました。素晴らしいリーダーシップを持っていて、私たちのスタイルにフィットしています。そしてモッチ ラミン選手もビッグマンの帰化選手として、とても大きな新規加入選手です。非常に身体が強く、背も高いのでハードワークしてくれています。また、元澤誠選手や平寿哉選手のように成長過程にいる若い選手が加入してきてくれたことも非常に良い効果になっています。チームとして彼らが成長できるように助けていけたらと思っています。今回の編成に対して、自分はとてもハッピーに感じています。 ――継続路線の中でも、シーズン序盤からシェーファー アヴィ幸樹選手がいることや、モッチ選手の加入により、ジェイク・レイマン選手が3番起用される時間が増えるなど、さらに戦術の幅が広がるのではないでしょうか。 良い意味で大きく変わる部分もあります。まず私が1年間でこのリーグを非常に学びました。その中でもジェイクを3番として使えることは本当に価値が高いです。アヴィも昨シーズン後半から復帰してくれて本当に良かったですが、やはり彼にとってもチームにとっても難しいシチュエーションでした。ただ、今オフは彼が最初からいるので、どんどん積み上げていけて大きな違いが生み出せます。コーチとしてどのように違いを加えられるか、さらに生かしていけるかは楽しみなポイントです。それでも、自分たちはチームのすべてを変える訳ではありません。やるべきことをやって、昨シーズンよりも強化をしていきたいという考えです。
ズッボン