<甲子園交流試合・2020センバツ32校>組み合わせ抽選 真剣勝負、最後まで 明石商、桐生第一群馬と対戦 第5日・第1試合 /兵庫
8月10日に始まる2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選会が8日あり、明石商は大会第5日の第1試合(午前10時開始)で桐生第一(群馬)との対戦が決まった。桐生第一は19年秋の関東大会で4強入りし、夏の甲子園で優勝経験もある。明石商の来田涼斗主将(3年)は「投打ともよい選手がそろい、とても強いチーム」と印象を語った。【中田敦子】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 「センバツ交流試合」の抽選会は8日午後5時から、日本高野連の抽選本部と招待校32校の主将らをオンラインでつないで実施された。主将が抽選用の札が入った封筒を口頭で告げて選ぶ方法で対戦相手が決まった。明石商は23番目。イヤホンを着けて画面上に登場した来田主将は「ウでお願いします」と告げ、桐生第一との対戦が決まると笑顔を見せた。インタビューでは「運営される方々の努力があり、甲子園で試合ができる。3年間の集大成として、最後まで諦めずに戦いたい」と語った。 打撃や守備の練習後、狭間善徳監督は部員に対戦相手を説明した。狭間監督は取材に「(夏の甲子園の)優勝経験がある強豪と試合できるのがうれしい。1試合だけなので思い切った野球ができる」と話した。 明石商は19年春夏の甲子園で4強入りし、第92回選抜高校野球大会にも出場予定だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でセンバツが中止になり、出場機会を設けるために6月10日に「センバツ交流試合」の開催が決まった。狭間監督は「真剣勝負ができる」と、選手たちが甲子園でプレーすることができることを喜び、強豪との練習試合などで調整を続けている。 センバツ交流試合は8月10~12日、15~17日の6日間、西宮市の阪神甲子園球場で無観客で開催される。 〔神戸版〕