何を書かれても揺るがなくなった――紗栄子、「偽善」「売名」無責任な声にもぶれない理由
「意識して言っている部分もありますよ。同じ事柄でも、ポジティブな面とネガティブな面があるじゃないですか。それなら、ポジティブに捉えていきたい。自己肯定をすることも大事。それが、心ない言葉から自分を守る一つの術(すべ)だと思う。『今日遅刻しなかった!』とか(笑)。小さなことでいい。何よりの社会貢献は、ハッピーな気持ちで過ごすことだと思うんですよ。やっぱり、自分が幸せじゃないと隣の人の幸せなんて願えないから」 芸能人ほどイメージに翻弄される職種もない。しかし、紗栄子は大声を張り上げて誤解を解こうとはしなかった。地道な活動を続けると、徐々に人々の反応が変化していった。他人の無責任な評価に意味はない。これからも、堂々と自分の信じた道を突き進む――。 --- 紗栄子(さえこ) 1986年11月16日生まれ、宮崎県出身。14歳で芸能界デビューし、モデルやタレント、女優として活躍。10代の頃から商品開発に携わり、アパレルやコスメを中心にさまざまな商品プロデュースを手掛ける。2010年より支援活動を始め、2019年10月に一般社団法人Think The DAYを設立。2020年8月に拠点を栃木県大田原市に移し、NASU FARM VILLAGEの運営にも参画。(衣装協力:LA BELLE ETUDE/Harumi Showroom)