嫁姑で挑んだコンテストで共にグランプリ獲得! 太ったり、痩せたりの繰り返しで決心 原動力は「きれいになりたい」
8月12日(月)、横須賀市文化会館にて『ベストボディ・ジャパン2024神奈川・横浜大会』が開催され、松戸那奈(まつど・なな / 33)さんがミス・ベストボディ部門、レディースクラスでグランプリに輝いた。 【写真】松戸那奈さんのスラリと伸びた美しいスタイルと姑の七重さん
現在は夫婦でパーソナルジムの経営をしながら、フリーインストラクターとして活動をしている松戸さん。トレーニングを始める前まではホテルマンの仕事に就いていたという。 「ホテルでの勤務には夜勤があるため、不規則な生活になりがちでした。その影響もあってか、太ったり痩せたりを繰り返していて。身体がきれいではなくなっていくことにストレスを抱えるようになりました。そこでトレーニングを始める決心はついたのですが、仕事で疲れてジムに行けない……。なんてことは嫌だったので、”それなら仕事にしてしまおう!”と同時に転職も決意しました。きれいになりたいという気持ちが私をここまで突き動かしてくれました」 2021年には松戸さんの夫が同団体のコンテストへ出場。観戦に行き、誘いを受けたことをきっかけに同年10月にはコンテストデビューを果たした。 「デビュー戦となった千葉大会ではグランプリを頂き、日本大会ではトップ10まで駒を進めることができました。コンテスト自体に楽しさを覚えましたし、トレーナーへのモチベーションに繋がる感覚は強かったですね。また、『健康的な身体を目指す』というコンセプトも私が身体作りをする上で大切にしていることとマッチしていると感じました」 今大会では『痩せすぎない』身体作りと背中の強化に励んできた。背中を鍛えることは単に身体を大きく見せることが目的なのではない。 「5月のに出場した千葉大会ではボリュームの無さを指摘されたので、食事を見直して体重を2kgほど増量しました。また、背中では特に広背筋中部~下部を意識的に鍛えましたね。ここが強化されるとポージングの際にお尻が突き出るように見えやすくなり、規定ポーズの安定感も増します。姿勢が改善されると立ち姿勢やポージングが映え、くびれがあるように見せることができるのです。くびれを作るために腹筋周りの強化をする方も多いですが、根本的に大切なのは姿勢なのです」 2023年には出産を経験。育児に仕事、トレーニングと多忙な日々を送る松戸さん。辛いトレーニングと向き合い続ける背中を押したのは夫や娘の支えだけではない。同日、ミス・モデルジャパン部門、クイーンクラスに出場をした姑と励まし合ったことも大きかった。 「姑は昨年からコンテスト出場を始め、今年はともに練習をすることもありました。身近に同じ目標に向かって頑張る”仲間”がいることはとても心強かったです。一緒にグランプリを取りたいという気持ちが強かったので、叶えられたときは嬉しかったですね。自分がグランプリを獲得できたこと以上に姑がグランプリを獲得できたことへの嬉しさがあって。表彰では思わず涙を流してしまいました」
日本大会では最強の嫁姑コンビでともに日本一を目指す。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明