日産、2019年3月期決算を発表(全文2)北米の収益が悪化
10%程度の効率化を図りたい
2022年度へ向けてプッシュセール、営業利益の確保ではなくて、より健全で持続可能な形で利益率を改善していきたいということを考えております。これは皆さんご承知のとおり、いったんこういう王道の取り組みを始めると、やはり非常に時間掛かってまいります。すぐ効果は出ないのかと言われますけども、やはりなかなか効果は出ません。 これはやっぱり辛抱強くやることが必要で、アメリカのチームはそういう前提で今、一生懸命仕事をしておりまして、過去、やっぱりトップからのプッシュというのがこの事態を招いたこともありまして、今はここはじっくりと回復をさせていくべきだということで、そうしながら販売会社からの信頼の回復をさせて進めていくということで、ぜひお時間をいただいて回復をさせていただきたいというふうに考えております。 次に2つ目のところですね。先ほど申し上げた投資の、あるいは事業と投資効率の改善というところでございますけれども、結果的に狙いどおりの成長、あるいは収益を出せなかったということで、余剰の能力を書いております。これは過去の部分でございまして、投資をした分。これを効率が落ちている部分について、抜本的に対策をしてまいります。 生産効率向上、これはいろんな方策ございますけれども、それで1割。それからいわゆる余剰キャパシティーの外科的手術ですね。これで1割ということをターゲットに今、実行を進めているということでございます。この中ですでに一部取り組みを実施しているということで、ここを入れてみますと4800人。そしてお金としては470億円掛かりますけども、年間効果としては300億円等の効果があるものがすでにオンゴーイングであるということでございます。 今日はこれ以上、なかなかご紹介、具体的にはできないんですけども、実際にはもっと多くのスコープで仕事が進んでるということでございます。 それから次に、ここですね。今のやつは過去、投資した部分の整理でございますけども、これから先については、やっぱりより選択と集中をするということで、採算性の悪い商品ラインナップ、セグメントを中心に10%程度の効率化を図っていきたいと思っております。 【書き起こし】日産、2019年3月期決算を発表 全文3に続く