【日本市況】株反発、政局不透明も自律反発期待－円は153円台前半
債券
債券相場は先物は下落に転じている。自公過半数割れを受けてリスク回避的な買いが先行した後、株式が大幅反発するなどリスク回避の動きの反動や今後の財政拡大を警戒した売りが出ている。
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、衆院選の結果を受けて先行きの政局不透明感から買いが優勢と指摘。もっとも、「今後の財政拡大や米大統領選挙を控えてどんどん買い進む展開は見込まれず、買い一巡後は様子見姿勢が強まり様子見姿勢が強まりそうだ」との見方を示した。
三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、政治的な先行き不透明感が強まった形だが、典型的なリスクオフの円高の反応にはなっておらず、注意が必要と指摘。次期政権の枠組みや政策の方向性を巡り市場の思惑は揺れ動きそうで、「日銀国債買い入れオペが需給面での支えとなりつつも、上下双方向にボラタイルな動きを想定しておくべきだろう」と言う。
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Daisuke Sakai, Momoka Yokoyama, Hidenori Yamanaka
