センバツ甲子園 開会式 大分商はつらつ行進 /大分
18日に開幕した第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は、新型コロナウイルスによる制限が大幅に緩和され、ほぼ通常通りの開催になった。試合前に開会式が開かれ、2019年以来4年ぶりに出場全校の選手が顔をそろえた。大分商の選手たちもはつらつとした表情で臨み、決意を新たにした。 センバツは新型コロナの影響で20年以降、大会中止や式典の縮小、観客数の制限などが続いた。今大会は、政府の新型コロナ対策のマスク着用ルールが13日から緩和され、声出し応援が解禁、マスク着用も個人の判断に委ねられることになった。 開会式で選手たちは、行進曲調に編曲された、人気ロックバンド「back number」の「アイラブユー」のメロディーに合わせて入場した。大分商の選手たちは出場36校の35番目に登場。引き締まった表情で「イチ!」「イチ!」と大きなかけ声に合わせて行進を披露すると、観客席から大きな拍手が湧いた。 センバツ旗を持って行進した大道蓮(れん)主将(3年)は「入場門からグラウンドに入った時、観客の声にまず感動した。自分たちの声が会場に響いているのも分かり、『日本一の元気』を出せていると手応えをつかめた」と話した。【神山恵】