広島が中盤を補強、湘南の中盤を支えたMF田中聡を完全移籍で獲得「たくさん悩んだ末にこの選択に至りました」
サンフレッチェ広島は30日、湘南ベルマーレの田中聡(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 田中はAC長野パルセイロU-15から湘南の-18に加入。2種登録時代にJ1デビューを果たすなど若くして期待されると、2021年にトップチームに昇格。2022年夏にベルギーのコルトレイクに期限付き移籍した。 ベルギーで1シーズンプレーした田中は、2023年夏に復帰。2024シーズンも主軸としてチームを支えた。 湘南ではJ1通算114試合7得点、リーグカップ通算14試合、天皇杯通算8試合に出場。コルトレイクでもジュピラー・プロ・リーグで15試合に出場していた。 世代別の日本代表も経験し、パリ・オリンピック世代としてもプレーしたが、本大会出場は叶わなかった。 下部組織時代から過ごした湘南を完全移籍で離れる田中は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆サンフレッチェ広島 「湘南ベルマーレから加入することとなりました田中聡です。サンフレッチェ広島というクラブでプレーできることを感謝しています」 「自分らしさを出し、広島のために戦います。これからお世話になります。よろしくお願いします!」 ◆湘南ベルマーレ 「サンフレッチェ広島に移籍することになりました。まずは湘南ベルマーレで約6年間サッカーができたことを幸せに思います」 「自分がどんなに調子を落としても試合に使ってくれた智さん、敏さん、不満はあったであろうチームメイトのみんな、どんなに連敗して勝てなくても最後まで信じて声を出し応援してくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しかありません。ベルマーレユースに加入していなかったら、今のプレースタイルも築けていないですしプロにもなれていなかったと思います。アカデミースタッフの皆さんにも感謝しています」 「20歳の時、ベルギーへ行きましたが全く活躍できず、世代別代表に行っても自分のプレーが通用せず、ベルマーレの一員としてプレーしている時が一番楽しく一番自分を出せました。でも自分は海外で活躍し、日本代表選手になることが昔からの夢です」 「だからこそベルマーレではないまた違ったクラブで結果を残す、活躍するということが大事なのではないかと思っているのが本音です。自分勝手だと思いますし、理解してもらうのは難しいかもしれませんが、自分なりにたくさん考えたくさん悩んだ末にこの選択に至りました」 「改めて湘南ベルマーレに関わる全ての皆さんに感謝しています。これからもサッカーをたのしんでプレーしていきます。本当にお世話になりました」
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