トップチーム初選出の侍ジャパン・清宮幸太郎、初打席で初安打「楽しいっす。いい経験ができている」 チェコとの強化試合7点快勝
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で2連覇を狙う野球日本代表「侍ジャパン」は9日、バンテリンドームナゴヤでチェコ代表との強化試合(ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024)を行い、7―1で勝利。トップチーム初選出の清宮幸太郎内野手(25)=日本ハム=が七回の守備から途中出場し、その裏に適時二塁打を放った。 【写真】勝利して喜ぶ清宮ら侍ジャパンナイン 少年時代から世界と戦ってきた大砲は、日の丸のユニホームがよく似合う。清宮が七回、右中間を真っ二つに破る適時二塁打。トップチームでの初安打を鮮やかに飾り「源田さんが(三塁打で)打ちやすいシチュエーションをつくってくれた。少ないチャンスで結果が出たのはよかった」とうなずいた。 七回の守備から左翼で途中出場した。その裏に無死三塁で迎えた第1打席で、国際大会特有の初見の投手に1球目からスイングをしてファウル。「初球をしっかり振れたことでタイミングがつかめて、それを生かして対応できた」。2球目の内寄りの速球を完璧に捉えた。 東京北砂リトル時代に世界一を経験。早実高では1、3年時に高校日本代表でU-18W杯を戦った。プロ7年目。岡本和(巨人)ら辞退者が相次ぐ中、追加招集で代表入りをつかみ「楽しいっす。本当にいい経験ができている」と充実感を漂わせた。 トップ選手が集う日本代表で見て、聞いて、成長につなげている。8日の公式練習では合流したばかりの同じ左打者、佐野(DeNA)に打撃の意識などを質問。自らが見て感じていた印象とすり合わせることで、新たな学びを得ている。 10日の強化試合第2戦は先発出場する見込み。「後悔のない準備と、いい調整ができれば結果は後からついてくる」。日本は13日にオーストラリアとの1次リーグ初戦を迎える。いざプレミア12本番へ、さらに状態を上げていく。(浜浦日向)