センバツ開幕試合は30分繰り上げ、10時開始 感染症対策で試合間隔を拡大
オンラインで13日に開かれた第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の第2回運営委員会(委員長=八田英二・日本高校野球連盟会長)では、神宮大会枠が21世紀枠に振り分けられたほか、試合ごとの間隔についても、試合開始から2時間40分後に設定された。感染症対策でベンチの消毒作業などを行うため、従来より10分長く、2020年甲子園高校野球交流試合と同様にする。開幕試合は例年より30分繰り上げて午前10時開始とする。 大会関連行事では、小中学生をバックネット裏に招待する「ドリームシート」や近畿2府4県の小学生を対象に募集していた始球式も中止する。開会式での選手宣誓の方式は2月10日の臨時運営委員会で、開会式の式次第については3月上旬の第3回運営委員会で審議していく。 21世紀枠9校と都道府県高野連からの推薦校123校の計132校(富山北部・水橋の3校の連合チームは1校として数え、前年比1校増)が出場候補校として承認された。出場32校を決める1月29日の選考委員会では、21世紀枠は4校が選ばれ、残り5校は一般選考の対象になる。地区別選出校28校の内訳は北海道1▽東北2▽関東・東京6▽東海2▽北信越2▽近畿6▽中国・四国5▽九州4。 また、京都市在住のデザイナー、佐川明日香さんが制作した優勝、準優勝、参加章の各メダルも認められた。【藤田健志】