ブリ漁獲量、平年の3割減 富山県水産研予測
富山県水産研究所は15日、今シーズン(2024年10月~25年3月)のブリの漁況予報を発表し、3歳以上(7キロ以上)の漁獲量は過去10年平均の146トンを約3割下回る101トンと予測した。 同研究所によると、3歳以上は山形沖の海水温が高く、能登半島沖が低いと富山湾で多く取れる傾向がある。予想する12月上旬の両沖の水温差は2・85度で、平年の3・34度と比べると差が小さく、富山湾への回遊は平年を下回ると見立てた。 昨季は同時期の漁況予報で、平年の1割増と予測。実際は平年の2倍以上となる299トンだった。 3歳以上よりも予測精度の劣る2歳(4キロ前後)は、過去10年平均の43トンを下回ると見込む。