東京メトロ南北線の延伸で六本木エリアへのアクセスが改善…リニアでさらに注目・品川のタワマンは買いか
■品川エリアでは15年ぶりの30階建て以上のマンション こうした変化を見込んで、品川エリアでは、タワーマンションなどのマンション開発が盛んになっている。エリアの人気が一段と高まれば、資産価値の上昇も期待できるので、開発が計画されている物件をチェックしておきたいところ。2025年春から販売が予定されている物件としては、次のような物件を挙げることができる。 まず、日鉄興和不動産などの「リビオタワー品川」。日鉄興和不動産は、品川インターシティに、大型ビルを開発するなど、品川は同社にとって思い入れの強いエリアであり、「リビオタワー品川」をリビオシリーズのマンションのフラッグシップと位置づけ、ひとかたならない力を入れている。2024年夏から秋にかけて、同社のイメージキャラクターである俳優の横浜流星さんによるコマーシャルがテレビやネットを賑わしたのをご記憶の方もいらっしゃるのではないだろうか。 マンションが建つのは、東京都港区港南三丁目で、品川駅までの徒歩時間は13分となっている。建物は鉄筋コンクリート造の地上34階建て、総戸数は815戸の大規模タワーマンションだ。 日鉄不動産によると、品川エリアで30階建て以上のタワーマンションが供給されるのは、実に15年ぶりのことであり、それだけ希少性の高い物件ということができる。 ■免震装置を組み込み、防災面の備えも徹底 徒歩時間はやや長めになっているが、駅前、駅近での開発はほとんど終っているので、多少駅からの距離が遠くなるのは仕方のないところだし、品川駅にはさまざまな商業施設が揃っていて、利便性は極めて高いので不便を感じることはないのではないだろうか。 しかも、JR山手線高輪ゲートウェイ駅も徒歩13分だから、両駅のほぼ中間に建つことになる。先に触れたように高輪ゲートウェイ駅周辺では、オフィス、ホテル、商業施設、文化施設、住宅などの複合開発が進められており、2025年度にはまちびらきが予定されている。「リビオタワー品川」は品川エリアの発展性だけではなく、高輪エリアの発展性をも享受できる恵まれた環境にあるといっていいだろう。 湾岸部に位置するため、防災面での不安を感じる人もいるかもしれないが、免震装置が組み込まれているので、揺れに強く、各階に防災倉庫を完備し、48時間非常用自家発電を備えているので、万一のときにも安心できそうだ。