「アメリカ製501よりも……」相棒は00年代リーバイスのあの名作! 業界人が今も愛す理由
ちなみに履いているスニーカー『ナイキ シュベドッカ』は、宇宙から着想を得てデザインされた2004年のモデル。
今日はデニムを中心に、大好きなY2K的なストリートスタイルを意識してみました」。
青春時代がよみがえる、リーバイスの画期的名作も所有
松尾さんにとってのもう一本の相棒は『リーバイス レッド』。しかも1stシリーズの「GIANT(ジャイアント)」というレアモデルだ。先述のフェノムと同様、ファッション好きだったOC世代には特に刺さるデニムに違いない。
「これをはいていると、よく『懐かしい!』って言われます(笑)。2000年頃に発売した最初期のモデルで、当時通っていた専門学校の先生から安価で譲ってもらいました。あの頃は立体裁断を駆使した、”ストン”と下に落ちるラインと言うか、極端に股上の深いスーパールーズシルエットが画期的で話題になりましたが、いまはいてもすごく新鮮です。
あと、もともとはシンチバックで絞ってはくベルトレス仕様なのですが、どうしてもベルトをしてはきたかったので、ベルトループをセルフカスタムしたり、リペアしたりしながらはき続けています。
こちらもゴリゴリのアメカジというよりは、2000年代ストリートを彷彿させる着こなしで楽しむことが多いですね」。
Y2Kなリーバイススタイルを自分なりに楽しむ松尾さんに、次に買うリーバイスデニムについて聞くと、「もちろん501です」ときっぱり。 「やっぱりリーバイスは、デニムブランドの原点にして頂点ですから、しっかりと堪能したいです。年齢を重ねた今なら、リーバイスデニムの真の魅力がわかると思うんです。 あとどうせはくならリジットの状態から、時間をかけてじっくりと育てていきたいですね。王道の501をベースに、自分なりの大人なアメカジを楽しみたいです」。 笹井タカマサ=写真 オオサワ系=取材・文
OCEANS編集部