ジルー、ルカク、ハーランドら大型FWに負けぬインテルの番人 “35歳”のいぶし銀DFアチェルビへの称賛
35歳の今が全盛期
今季開幕直後は負傷で出遅れたが、インテルDFフランチェスコ・アチェルビはセリエA第4節のミラン戦から全試合フル出場を続けている。 指揮官シモーネ・インザーギが採用する3バックには欠かせぬ守備の番人で、インテルの最終ラインは常に35歳のアチェルビが統率している。 特長的には、現代で人気な身体能力抜群タイプのセンターバックというわけではない。192cmのサイズとベテランならではの読みの鋭さを活かし、相手のセンターフォワードを堅実に抑えていくタイプのセンターバックだ。実にイタリアらしいセンターバックと言えるだろうか。 派手さはないが、伊『Gazzetta dello Sport』はミランのオリヴィエ・ジルー、ローマのロメル・ルカク、さらに昨季チャンピオンズリーグ決勝で対戦したマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドなど、大型ストライカーに仕事をさせてこなかったとアチェルビの対人戦の強さを絶賛する。 ラツィオでプレイしていた頃も評価の高い選手ではあったが、インテルへ移籍した2022年よりさらに評価が上がった印象だ。35歳を迎えているが、今が全盛期と言っていい。 イタリア代表でも重要戦力となっており、今夏のEURO2024でも必要なディフェンスリーダーだ。その実力はもっと評価されるべきだろう。
構成/ザ・ワールド編集部