【ゴルフダイジェストジャパンジュニアカップ】3日間で3人がホールインワン達成! ハイレベルな試合を制した中学・高校生の部、優勝者をご紹介
高校女子はプレーオフを制した水田 結衣さんが初優勝!
3日間競技で実施された15~17歳女子の部。本選3日目は首位と5打差からスタート。前半3アンダー、後半も3アンダーと終始安定したプレーを見せた水田結衣選手だが、高校女子の部はこの日3~5アンダーを出す選手が多く、終盤まで誰が優勝するのか予想が難しい状況。そんななか、6アンダーで並んだ水田選手と吉松鈴梨選手がプレーオフへ。1ホール目、ティーショットをフェアウェイセンター、セカンドもピンから2メートルの位置につけて、しっかりとバーディを奪った水田選手が見事優勝。 「(吉松さんとの)プレーオフにバーディで優勝できてよかったです。友だちもギャラリーも多くて嬉しかった! 今日はパットが良かったです。昨日のほうがショットが良くてピンにつけていたんですが、短いパットを外してしまうことが多くて。でも今日はコーチの父のアドバイスのお陰でパターが良くなりました。プロゴルファーの兄(水田竜昇)もジュニアカップに出ていて4位の資格で当時あったアーロン・バデリーの世界大会で活躍したのを見ていたんです。将来は河本姉弟のように”きょうだいプロ”を目指します」 中学3年生のとき、全国大会の最中に肉離れを起こしつらい時期もあったという水田選手。ゴルフが好きだからこそ努力を諦めずここまでこれたと話していた。優勝の特典で彼女も10月のスタンレーレディスホンダゴルフトーナメントへの出場が決定している。プロの舞台での活躍振りに期待したい。
15~17歳男子の部 入賞者を紹介!
■順位 優勝 11アンダー 北浦 大暉さん(きたうら たいき・私立津田学園高校2年生・三重県) 2位 10アンダー 今屋 大雄さん(いまや まさたか・私立埼玉栄高校1年生・埼玉県) 3位 9アンダー 松谷 崇嗣さん(まつや たかひで・私立埼玉栄高校3年生・埼玉県)
高校男子は埼玉栄コンビを抑えて北浦 大暉さんが初優勝!
ホームコースは難易度の高い桑名CC、ティーチングプロの石井雅也氏に師事している北浦大暉選手。15~17歳女子と同じく、3日間競技で実施されたが、本選3日目は首位と3打差5位でのスタート。スコアを思うように伸ばせない選手が多くいたなか、安定したプレーで5バーディ1ボギーのスコア68でフィニッシュ。見事逆転優勝を果たした。 「最終日は優勝を狙っていました。2位の今屋くんに追い上げられましたが、6つのバーディのうち、5つが短いパット。バーディチャンスを確実に決められたのが良かったです。全日本パブリック選手権では8位に入り、全国でも戦えるようになって、今大会でも優勝できました。優勝の特典でバンテリン東海クラシックのマンデーに出られることになりましたが、三重からも近いコースなので、しっかり練習して予選突破を目指して頑張ります」 日頃、桑名CCで練習しているとあって、東名CCはそこまで難しくなかったと余裕の北浦選手。優勝を目指してプレーし、見事有言実行する強さをバンテリン東海クラシックのマンデーでも発揮してもらいたい。
中学3年生の石田剛士選手がホールインワン達成!
石田選手がホールインワンを達成したのは愛鷹コース4番ホール、172ヤード。使用クラブは6番アイアン。 3年前、小学6年生の時に一度ホールインワンをしたことがあるとのことで、今回はなんと2度目の達成。「トップしたのでグリーン奥かなと思って見に行ったらなくて、カップを見てみたら入ってて。ミスショットだったのでまさかでした。全体の調子としてはあまり良くなかったので、本当に嬉しかったです」 2021年以降ではあるが、東名CCでホールインワンが出た回数は月に最大3回。このジュニアカップ大会期間中に3日連続で3回のホールインワンが出たが、この記録は間違いなく東名CC史上初めての出来事だろう。
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