一体どんな1年だった? 世界を舞台に戦うレーシングライダー大久保光の2024年レース活動
2024年は山あり谷あり!
皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 2025年となり、今年も皆様の応援のおかげで世界選手権を戦うことができます。 【画像】様々なカテゴリで世界を舞台にレースを戦うレーシングライダーの大久保光選手を画像で見る(17枚) 引き続き世界耐久選手権、スーパーストッククラスにチームエトワールから参戦する予定となっています。 昨年あと1歩のところで獲得できなかった世界チャンピオンの称号を、チーム一丸となって獲得していけるように頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願い致します。 さて、そんな2025年が始まるわけですがその前に昨年、2024年の私のレース活動の総括をしていきたいと思います。
まずはスーパースポーツ世界選手権について。正直あまり話したくないというところが本音ですが、総括なのでこちらのことも話さなければなりません。 もともと2024年はスーパースポーツ世界選手権と世界耐久選手権のダブルエントリーで、スケジュールとしてはスーパースポーツ世界選手権優先という契約でした。 久々のカワサキ「ZX-6R」でのレースということもありワクワクしていましたが、実際に走ってみるとびっくり。チームが用意したマシンは、まともなバイクとは到底言えるものではありませんでした。 テストから走るたびにマシントラブルが重なり、壊れているパーツを変えるにもチームにパーツがないという始末。開幕戦のオーストラリアではレースウィークの3日間で、合計20周ほどしかできないという体制で、とてもレースどころではありませんでした。
そして2戦目のカタルーニャラウンドを終えた段階でチームから一方的な契約破棄の話をされてしまい、それからはもうレースどころではないという状況。 チームオーナーの雰囲気からやばいと感じていたところはありましたが、これほどとは想像しておらず、結局第3戦目のアッセンラウンドを終えた後に、チームから一方的に契約を破棄されて今年のスーパースポーツ世界選手権の参戦は終了となりました。 ちなみに、結局チームもその後すぐに空中分解してしまい、第4戦目以降は参戦を取りやめてチーム自体が消滅。この件に関しましては現段、然る場所にて協議中となっています。 スーパースポーツ世界選手権が急遽このような形で終わってしまったため、そのまま私は世界耐久選手権をメインに戦うこととなり、第2戦、第3戦、そして最終戦とチームエトワールから世界耐久選手権に参戦した流れです。