モノトーンやミニマリズムは時代遅れ!? Z世代に不評のインテリア、6つの特徴とは。
モノトーン、ミニマリズム、きれいに並んだクッションは、もう時代遅れなのだろうか。Z世代に不評なインテリアトレンドをチェックしてみた。 「Z世代」に続く「アルファ世代」の特徴とは? TikTokには最近Z世代、すなわち1997年から2010年の間に生まれた世代が、先輩のY世代ことミレニアル世代、すなわち1984年から1996年の間に生まれた世代をからかう動画が何百とアップされている。写真を撮るときの「ぎこちない」ポーズやスキニージーンズ好き、インテリアセンスなど、なにもかもが笑いの対象となる。たとえばミレニアル世代のインテリアセンスをあげつらう動画のまとめハッシュタグ、#millennialgrey はTikTokで1億300万回以上のビューに達した。多くのミームは笑いを取って拡散されるために作られているものの、そうした中からZ世代が嫌いなインテリアトレンドを読み取るインテリアデザイナーもいる。ミレニアル世代とZ世代はインテリア面でどんな違いがあるだろう。
モノトーン
20代が何より嫌いなのはモノトーンの室内。とりわけグレーが敵視されている。TikTokでは、#millennialgrey というハッシュタグのもと、ソファからカーテン、フローリングまでまさに"フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ"ならぬグレイ調で統一されたインテリアの動画や写真が投稿され、安易で平凡すぎると笑われている。 インテリアブログの「House Digest(ハウス・ダイジェスト)」の分析によると、ニュートラルカラーが流行り始めたのは2000年代だった。それまでの茶色やテラコッタのトスカーナ風インテリアに飽きたミレニアル世代がグレーや白、ベージュのクラシックカラーに飛びついた。「こうして、おもしろみのない殺風景な室内が実現した」とユーチューバーのインテリアデザイナー、デザイン・ダディは、「最悪インテリア」を紹介したYouTube動画でこきおろす。
文字を飾る
このほか、SNSでよく叩かれているのが文字や言葉を壁に飾るインテリア。文字にはありとあらゆる形や大きさがあり、"family"、"love"、"home sweet home"といった英語のフレーズや言葉になっている。これは2010年代にカントリー調の要素をインテリアに取り入れたトレンドから派生している。ちなみに納屋の扉のようなスライディングドアやアイアンベッドもカントリー調インテリアに由来している。