中尾明慶さん、ついに最適パターと出合い、ゴルフスコア100切り目前?
大本 それも違います。どちらかと言えば、テークバックした時の初動のスピード感です。ダウンスイングは何もしません。ヘッドを落とすだけです。ストーンと。 中尾 ヘッドを落とすという感覚がよくわからないのですが……。
大本 それはグリップを親指と人差し指で握っているからです。親指と人差し指だと力を入れて打ちにいってしまう。グリップは薬指と小指の2本で持つ感覚で打ってみてください。
新パターでボールのコロがりがグンと向上!
大本 もちろんです。ピンのパターを5モデル用意したので、この中から自分に合ったモデルを探しましょう。 中尾 いろいろな形のヘッドがあるんですね。何を基準に選ぶといいですか? 大本 まずは振ってみて、自分が構えやすいと感じるかどうか。データで分析、というよりも感性や感覚の世界です。まずは、それぞれ素振りをしてみて、好きか嫌いかで選んでみてください。
中尾 (マレット型の)「DS72」か(ピン型の)「ANSER 2D」がいい感じかも。 大本 中尾さんは(ターゲットに向かって)スクエアに構えるのが得意なので、クセのないオーソドックスな形状が好きなんだと思います。では、そのふたつでもう一度、データを計測してみましょう。
大本コーチがパッティングの計測に使っているのは、世界のトッププレーヤーも使用している「SAM PUTT LAB(サムパットラボ)」と「Quintec Ball Roll(クインテックボールロール)」。中尾さんが好感触だったふたつのパターで、それぞれのデータを計測してみました。 大本 「DS72」も「ANSER 2D」もどちらも結果は良いですね。これまでのパターで不安定だった軌道やリズムの再現性が高くなりました。 中尾 自分で打っていてもインパクト直後のコロがりが良くなった気がします。
大本 データを見てもボールがスキッドする(滑る)時間が短くなって、スムーズに順回転に入っています。 中尾 このふたつは迷うな……(笑)。 大本 傾斜のある所で打ち比べてみますか? 中尾 このスタジオ、傾斜もあるんですね。すごい!