【写真一挙公開】16歳、17歳、18歳と高校生世代のビキニフィットネスがすごい!世界の若きビキニ選手たちが日本で魅せた
12月17日(火)~19日(木)、東京・有明コロシアムで『IFBB世界フィットネス選手権&男子ワールドカップ』が開催され、世界選手権の国別ランキングで日本はマスターズ1位、一般で3位の好成績を収めたが、ジュニアでは13位と課題が残る結果となった。そこで、強豪国のジュニア世代が強い要因を探った。 【写真】世界レベル!16歳、17歳、18歳と高校生世代のビキニフィットネスがすごい
ジュニアは16歳以上のクラスで、今大会では1位スロバキア、2位ポーランド、3位エストニアの結果となった。それらの国が強豪である要因について日本選手団の監督で国際審判員の資格を持つ木下美弥子氏は次のように分析する。 「IFBBの大会に世界フィットネスチルドレン選手権(7歳以上から15歳までの世界大会)という大会があります。セルビアで開催されることが多く、スロバキア、ポーランド、エストニア、ハンガリーなどはこの大会のためにキッズ世代、ジュニア世代の育成に力を注いでいます」 世界フィットネスチルドレン選手権は露出の少ないショーツとパンツを着用し、パフォーマンスラウンドとクォーターターンラウンドで審査される。 「海外では日本で言うところの体操教室の延長にフィットネス大会があるようなイメージなんだと思います」 実際、世界フィットネス選手権で優勝したハンガリーの19歳・ブリジッタ・カリコ選手も8歳から競技を始めたと優勝インタビューで次のように答えてくれた。 「ハンガリーではアーティスティックやアクロバティック・フィットネスは盛んで、私みたいに若い年齢から競技を始めるのも珍しくないです。だからキッズ向けの大会も定期的に開催しています」 日本のボディビル・フィットネス業界ではマスターズ世代の活躍が目立っている。ジュニア世代もボディビル・メンズフィジークなどの男性カテゴリーは近年盛り上がりみせているが、女子競技は課題がみえる。 キッズ世代からフィットネス大会に出場できる場を広げていくことがジュニア世代のフィットネス競技の盛り上がりにつながると感じた。
【IFBB世界フィットネス選手権アンチドーピング活動】 IFBBとWADA、JADAが連携して血液検査・尿検査を指名された選手に対して実施している。
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史