子ども同士で遊ぶ約束をしたが…待ち合わせできなかった!注意点とルールは【専門家解説】
小学生の子ども同士の遊びの約束は、うまく待ち合わせできないことも少なくないですよね。「どうすれば、ちゃんと待ち合わせできるようになるんだろう?」とお困りになることもあるのではないでしょうか。そこで、小学生の遊びの約束について寄せられたお悩みをマンガ化。教育評論家の親野智可等先生にアドバイスをいただきました。
曖昧な約束に不安を感じた母親は公園まで付き添い、一緒にお友達を待つことに。しかしお友達が来ないまま、17時を回りました。
辺りが暗くなり始めたため、諦めて帰宅することに。落ち込む我が子の様子を見ると、また同じことが起きたらどうしようかと不安が募ります。
夫に打ち明けてみたものの、解決策は浮かびません。そこで、先輩ママである姉に相談してみることに。
姉も同じような経験があるとのこと。よく遊ぶお友達の保護者と連絡が取れるようにするのはどうか、とアドバイスをもらいました。
早速連絡先を交換し、遊ぶ約束した日は我が子の状況をメールで伝え合うことに。
その結果、待ち合わせは大成功しました。 大喜びで遊ぶ約束をしたのに、うまく待ち合わせできずに落ち込んでいるお子さまの様子を見るのは、心が痛みますよね。 うまく待ち合わせできるようにするためには、どうすればいいのでしょうか。
子ども同士で上手に待ち合わせできるようにするにはどうすればいい?
教えてくれるのは……長年の教師経験をもとにしたアドバイスが人気の教育評論家・親野智可等先生です。 【Q.子ども同士の約束は、どうしてうまくいかない?】 A.遊びの約束をしたつもりなのに、待ち合わせがうまくいかない……。多くの保護者のかたが経験されていることかと思います。低学年のお子さまならなおさらですよね。私の教え子たちも、お互いの家で相手が来るのを待っていたり、遊ぶ日にちを間違えていたりといったことがよくありました。 誰もが通る道なので「どうしてちゃんと待ち合わせできないんだろう?」「このままだったら、困ったことになるのでは……」と心配しすぎないでくださいね。 小学生同士の約束がうまくいかないことが多い理由は、約束しただけでうれしくなってしまい、時間や場所が曖昧なままとなることが多いためです。「一緒に遊べるぞ」と大喜びでハイテンションで帰宅。 いざ、遊びに行こうというタイミングになって、待ち合わせの時間や場所がはっきりしていないことに気づくということもあるでしょう。片方は約束したつもりでも、もう片方は約束した意識がないということもよくあるものです。 保護者のかたからするとイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、まずは、遊ぶ約束ができてうれしかった気持ちを受け止めてあげられるといいですね。